普及版 字通 「コウ・なく・さけぶ」の読み・字形・画数・意味
13画
(異体字)
15画
[字訓] なく・さけぶ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は皋(こう)。〔説文〕二上に「咆(ほ)ゆるなり」とし、咆哮することをいう。死者の復礼のとき、屋上に上って「皋(ああ)、某、復(かえ)れ」という。はそのときのような声をいう。わが国の神主が神域の外に神をよぶときにも、そのような声を発する。また「長説」として、犬に従う字を録する。獣の遠鳴きする意を示す字であろう。
[訓義]
1. なく、ほえる。
2. さけぶ、よぶ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ホユ・イガム・ナク・ヨバフ
[語系]
hu、號(号)hは声義が近い。哮・xeuは動物のたけりなく声。囂xi、吼xoも大声を発する意で、同系の語である。
[熟語]
音▶・喚▶・叫▶・呼▶・豺▶・嘶▶・嘯▶・▶・▶・吠▶・鳴▶
[下接語]
猿・鶴・驚・群・獣・晨・清・吠・風
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報