コタバト(読み)こたばと(英語表記)Cotabato

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コタバト」の意味・わかりやすい解説

コタバト
こたばと
Cotabato

フィリピン南部、ミンダナオ島中南部のマギンダナオ州にある都市。人口16万3849(2000)。ミンダナオ川の河口近く、米、トウモロコシなどコタバト平原の農産物の積出し港である。コタバト州の分割前は州都であった。住民イスラム教徒のマギンダナオ人が多い。

高橋 彰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コタバト」の意味・わかりやすい解説

コタバト
Cotabato

フィリピン,ミンダナオ島南西部にある町。モロ湾に注ぐミンダナオ川の河口から 10km上流にあり,コタバト地方の中心都市である。 1862年頃スペイン人が城塞を築き,「コタ」はタウソグ語で城塞を意味する。ミンダナオ川中・下流域の農業地帯を後背地とし,農産物の積出しでにぎわう。ダバオ,ヘネラルサントスなどと自動車道で結ばれ,空港もある。人口 12万 7000 (1990推計) 。

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