古代ギリシア美術の装飾様式。建築ではドーリス様式、イオニア様式と並ぶギリシアの三柱式の一つ。優美なアカンサス文様の柱頭装飾が特徴。全般にイオニア様式に類似しているが、いっそう優美で華麗である。建築では紀元前5世紀に初めてこの様式が現れるが、その華麗な様式は以後ギリシア人、ローマ人に好まれ、多くの神殿や記念堂を飾った。
他方、コリント様式という名称は、前8世紀末から前6世紀中期にかけてコリントで制作された陶器をさす場合もある。初期のプロトコリント陶器に対して、前7世紀以降は獅子(しし)やスフィンクスなどの動物をモチーフとしたものが多く、これらの絵付(えつけ)には紫や暗紅色など独特の色が用いられている。
[前田正明]
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...