コーガン

百科事典マイペディア 「コーガン」の意味・わかりやすい解説

コーガン

ロシアソ連)のバイオリン奏者。ウクライナの生れ。少年時代からアウアー門下のA.ヤンポリスキーに師事し,その後モスクワ音楽院に学ぶ。1951年ブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝技巧にすぐれ,オイストラフに続く世代名手として活躍した。1958年に初来日。夫人もバイオリン奏者で,ギレリスの妹。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーガン」の意味・わかりやすい解説

コーガン
こーがん
Леонид Борисович Коган/Leonid Borisovich Kogan
(1924―1982)

ソ連のバイオリン奏者。ウクライナのドニエプロペトロフスク(現、ドニプロ)生まれ。モスクワ音楽院を卒業、1951年エリーザベト国際コンクールで第1位となり、西側諸国にその存在を知られ、1955年から活発な国際的活動を開始、1958年(昭和33)初来日。オイストラフに続く巨匠として大成が期待されたが、技巧的には卓越したものをもちながら、表現に深さを加えることができないままで終わった。1952年以来モスクワ音楽院で教え、多く後進を育てた。

[岩井宏之]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーガン」の意味・わかりやすい解説

コーガン
Kogan, Pëtr Semënovich

[生]1872.5.20.
[没]1932.5.2. モスクワ
ロシア,ソ連の文学史家,評論家主著『ロシア現代文学史概説』 Ocherki po istorii noveishei russkoi literatury (1908~12) ,『西欧演劇史概説』 Ocherki po istorii zapadnoevropeickogo teatra (34) 。

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