山川 世界史小辞典 改訂新版 「コーサラ国」の解説
コーサラ国(コーサラこく)
Kosala
古代インドの王国。現在のウッタル・プラデーシュ州東部に存在した。後期ヴェーダ文献にも言及される古い国家であるが,前6世紀にはシュラーヴァスティーを都として強力になり,十六大国の一つに数えられた。その後,カーシー国を征服し,マガダ国とガンジス川中流域の覇権を争った。ブッダと同時期のプラセーナジットは仏教を保護したことで知られる。次のヴィドゥーダバの代にマガダ国のアジャータシャトルにより滅ぼされた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報