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強勢 きょうせいstress

翻訳|stress

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

強勢
きょうせい
stress

言語音は音声器官の働きにより強くなったり弱くなったりするが,音声連続における強さの山を強勢 (強め,ストレス) と呼ぶ。国際音声記号では,[ˈ]で強い強め,[ˌ]で中の強めを表わす。[ˌkɑmbiˈnei∫ən] combination (組合せ) など。ただし,物理的強度と言語学的 (音声学的) 強さとは単純には一致せず,後者の物理的特性はまだ十分明らかになっていない。音調,長さ,調音の諸要因も加わっていると考えられる。英語では[ˈinkri:s] (増加) と[inˈkri:s] (ふやす) のように,同じ音素連続のうえに強勢の位置を異にするアクセントがかぶさっており,「強さアクセント」の音韻的対立がある。チェコ語ポーランド語フランス語などでは,それぞれ単語 (結合) の一定の音節に常に強めがあるから,音韻的対立をなさない。日本語には強さの現象はあっても,強さアクセントはない。

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デジタル大辞泉の解説

きょう‐せい〔キヤウ‐〕【強勢】

つよい勢い。強大な勢力。ごうせい。
「―は権利なりとの格言さえある此浮世に」〈漱石吾輩は猫である
強さアクセントで、強めの部分。ストレス。

ごう‐せい〔ガウ‐〕【強勢】

《古くは「こうせい」とも》
[名・形動]
盛んなこと。景気がよいこと。また、そのさま。豪勢。
「遊びはあまり―な構(かまえ)よりか小ぢんまりした方が心持がいい」〈荷風腕くらべ
程度がはなはだしいこと。また、そのさま。豪勢。
「―に痛え剃刀(かみそり)だ」〈滑・膝栗毛・五〉
勢いが強いこと。
「なかなか―者で、つきのけはねのけ、ただいま是(これ)へ参りまする」〈伎・毛抜
[副]ひじょうに。たいへん。
「―骨が折れやすが」〈魯文安愚楽鍋

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大辞林 第三版の解説

きょうせい【強勢】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
勢いが強い・こと(さま)。 「当時最も-なるは即ち民政党なれども/経国美談 竜渓
ストレス に同じ。

ごうせい【強勢】

〔古くは「こうせい」とも。中世以降の語〕
( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
強い勢い。勢いの盛んな・こと(さま)。 「何程-なといふてそれ留めずにおいてよい物か/歌舞伎・毛抜」
程度がはなはだしい・こと(さま)。豪勢。 「わかつたと思つて-に幅をきかせるぜ/西洋道中膝栗毛 魯文
( 副 )
非常に。恐ろしく。 「あいつが背中も-固い背中だ/洒落本・駅舎三友」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の強勢の言及

【音声学】より

…この気音を伴うものを有気音(帯気音)といい音声記号の右肩に[‘]印をつける。英語では強勢母音の前の無声閉鎖音は有気となる。pen[p‘en]。…

※「強勢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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