サバクヒタキ(その他表記)Oenanthe deserti; desert wheatear

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サバクヒタキ」の意味・わかりやすい解説

サバクヒタキ
Oenanthe deserti; desert wheatear

スズメ目ヒタキ科。全長 14~15cm。雌雄異色。雄は頭上から背,肩が淡いクリーム褐色で,嘴基部上から伸びる眉斑がクリーム色。その下の頭側と喉,前頸は黒い。胸以下の下面は白いが,胸や脇は淡いクリーム褐色を帯びている。翼はほぼ黒いが,各羽の淡い黄灰色の縁が縞模様をつくっている。尾は基部が白く先端部が黒いので飛ぶとよく目立つ。雌は眼下,喉,前頸がクリーム褐色で,ほかは雄に似るが,全体に色が淡い。北アフリカ,中東,カフカスからモンゴルに及ぶ砂漠や半砂漠,ステップなど乾燥地で繁殖する。昆虫など無脊椎動物を地上で採食する。北アフリカではほとんどが留鳥だが,一部は冬季にやや南へ渡る。ほかの地域で繁殖する鳥は非繁殖期にはアラビア半島からインド西部に渡る。日本には迷鳥としてまれに渡来し,宅地の造成地や荒れ地で見られる。

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