フランスの首都パリのセーヌ川左岸第6区の地区。パリ最古のサン・ジェルマン・デ・プレ修道院(990~1014再建)を中心とする。同教会は、東西に走るサン・ジェルマン大通りと、セーヌ河畔に抜けるボナパルト通りの交差点北東隅にあり、ロマネスク様式の美しい鐘楼をみせている。その向かいにサルトルらの実存主義哲学者や文学者が集まったカフェ・デ・ドゥー・マゴがあり、近くに画家ドラクロワのアトリエ(現美術館)、詩人ボードレールの生家、18世紀に啓蒙(けいもう)主義者の集まったカフェ・プロコープなどがある。また書店や出版社も多く、文化的雰囲気を漂わせた地区となっている。南方近くにサン・シュルピス教会もあり、門前町的な雰囲気もある。
[高橋 正]
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