サン・ジャン・ド・リュズ(読み)さんじゃんどりゅず(英語表記)Saint-Jean-de-Luz

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

サン・ジャン・ド・リュズ
さんじゃんどりゅず
Saint-Jean-de-Luz

フランス南西部、ピレネーザトランティク県の都市。人口1万3247(1999)。スペイン国境にまたがるバスク地方の都市で、住民バスク人である。ビスケー湾に臨む漁港で、観光保養地でもある。14~17世紀には漁港、貿易港として栄え、とくに1520年にニューファンドランド最初にタラ漁船を送り出した港として知られる。今日フランスにおけるマグロ漁業の重要な基地である。13世紀建設の代表的なバスク教会がある。

[青木伸好]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンジャンドリュズ
Saint-Jean-de-Luz

フランス南西端ピレネーザトランティク県,大西洋岸の町。ニベル川の河口右岸にある。マグロ・イワシ漁船の根拠地であるが,最近はフランス南部大西洋岸の観光地コートダルジャン (銀色海岸) の一部としての発展が著しい。ルイ 14世がマリ・テレーズと結婚式をあげた,中世バスク様式を残す聖堂などがある。人口1万 2124 (1982) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android