デジタル大辞泉
「サントマリードラメール」の意味・読み・例文・類語
サントマリー‐ド‐ラ‐メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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改訂新版 世界大百科事典
「サントマリードラメール」の意味・わかりやすい解説
サント・マリー・ド・ラ・メール
Saintes-Maries-de-la-Mer
フランス地中海岸,ブーシュ・デュ・ローヌ県,同名教会(12世紀ロマネスク様式)の門前町。人口約2200。3人のマリア(聖母の姉妹,ヤコブの母,マグダラのマリア),ラザロ,婢のサラら一団の聖徒がここに漂着したという伝説があって,中世以来巡礼の集まる霊場であった。サラが黒人だったというところから,特にジプシーの尊信を集める。同教会は城塞教会建築としても有名。
執筆者:渡邊 昌美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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サントマリードラメール
Saintes-Maries-de-la-Mer
フランス南部の地中海岸,ブーシュデュローヌ県,カマルグ地方の村。寒村であるが,聖母の妹マリアと聖ヨハネの母マリアとが,黒人の召し使いサラを連れてこの地に上陸したとの伝説があり,5月と 10月に巡礼が行なわれ,特に 5月にはロマがその守護者のサラをまつるために世界各地から集まり,にぎわう。人口 2478 (1999) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のサントマリードラメールの言及
【ジプシー】より
…ロマニー語も地域の言葉が混入して,方言化が激しいし,伝承による民話も豊富ではあるが,純粋にジプシーだけのものといえない例もある。ジプシー全体に共通の行事としては,毎年5月に南フランスの[サント・マリー・ド・ラ・メール]で開かれる,彼らの黒い守護神サラSarahの祭りがある。この地への巡礼は19世紀から広まったらしいが,現在でも数万のジプシーが集まってくる。…
※「サントマリードラメール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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