シェーンハイマー(その他表記)Schönheimer, Rudolf

デジタル大辞泉 「シェーンハイマー」の意味・読み・例文・類語

シェーンハイマー(Rudolf Schönheimer)

[1898~1941]米国の生化学者。ドイツ生まれ。生体内の代謝について、同位体標識を用いて調べる手法を確立した。1941年、ニューヨーク毒物により自殺

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェーンハイマー」の意味・わかりやすい解説

シェーンハイマー
Schönheimer, Rudolf

[生]1898.5.10. ベルリン
[没]1941.9.11. ニューヨーク
ドイツの生化学者。分子同位元素で標識する方法を創始した。つまり,食物などの生きた分子に同位元素をつけ,その出す放射線や質量の違いを頼りに,体内でのその行くえを追跡,代謝の研究に革命をもたらした。 1923年ベルリン大学卒業後,ライフワークであるコレステロール動脈硬化症の研究に取組んだ。ライプチヒ,フライブルク両大学で教えたが,33年ナチスから逃れて渡米,コロンビア大学に移り,重水素の発見者 H.ユーリー教授を知って,前記の技術を応用する研究に従った。しかし,第2次世界大戦を苦にしてか,独ソ戦のさなかにニューヨークで自殺した。

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