精選版 日本国語大辞典 「シュタウピッツ」の意味・読み・例文・類語 シュタウピッツ ( Johann von Staupitz ヨハン=フォン━ ) ドイツのカトリック神学者。ウィッテンベルク大学初代神学部長、アウグスティヌス隠修修道会ドイツ総長代理。マルチン=ルターを親しく指導し、彼に大きな影響を与えた。(一四六八頃‐一五二四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「シュタウピッツ」の意味・わかりやすい解説 シュタウピッツJohann von Staupitz生没年:1469ころ-1524 ドイツのアウグスティヌス隠修修道会士。宗教改革者ルターの師。ザクセンの貴族の出で,ケルンとライプチヒで学び,1490年ころミュンヘンで修道士となる。1500年に神学博士となりミュンヘンの修道院長をしていたが,03年に前年新設のウィッテンベルク大学の初代神学部長として招かれ,かたわら修道会ドイツ総長代理となり,ルターの信仰的な師ともなる。12年ルターをみずからの後継者の聖書教授に推す。宗教改革の始まりとともに,ルターをローマの審問から守ろうと努力するが,ルターの同調者との疑いを受けて,20年総長代理を辞し,ベネディクト会修道院長となってザルツブルクで死去した。執筆者:徳善 義和 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by