しょうど
〘名〙
① (「
先途(せんど)」の変化したものか。その場合歴史的
かなづかいは「せうど」。また、「
生土」とも。その場合歴史的かなづかいは「しゃうど」)
目的とする所。行き着くべき先。
目当て。あてど。
※玉塵抄(1563)
二三「板は反側してうちかえしもてかえしてしゃうども不
レ正なりにしたぞ」
※
人情本・春情花の
朧夜(1860頃か)下「性処
(ショウド)も知れねへ身で惚るは、
此方がわりいから」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「しょうど」の意味・読み・例文・類語
しょうど
1 《「せんど(先途)」の変化した語か。その場合、歴史的仮名遣いは「せうど」》目的とする所。目当て。
「常闇に何の―は見えねども」〈浄・大経師〉
2 正体。とらえ所。
「どうせ味噌べったり焼き生姜といふ男だから、―はなしさ」〈滑・膝栗毛・三〉
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