現代外国人名録2016 「シルヴィギエム」の解説
シルヴィ ギエム
Sylvie Guillem
- 職業・肩書
- バレリーナ 元パリ・オペラ座バレエ団エトワール,元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1965年2月23日
- 出生地
- パリ
- 学歴
- パリ・オペラ座バレエ学校卒
- 勲章褒章
- フランス芸術文化勲章コマンドール章〔1988年〕, レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章〔1994年〕, CBE勲章〔2003年〕, レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章〔2009年〕
- 受賞
- カルポー賞〔1984年〕,ハブロワ賞〔1989年〕,ニジンスキー賞(第1回)〔2001年〕,ローレンス・オリビエ賞最優秀ダンス作品賞〔2004年・2006年〕「ブロークン・フォール」「PUSH」,ローレンス・オリビエ賞特別賞〔2015年〕,世界文化賞(演劇・映像部門,第27回)〔2015年〕,ヴァルナ国際バレエコンクール優秀賞・特別賞・金賞〔1983年〕
- 経歴
- 体操選手として12歳でオリンピックの予選を通過したが、バレエに転向。1976年パリ・オペラ座バレエ学校に入学し、’81年同バレエ団に入団。’83年ブルガリアのヴァルナ国際バレエコンクールで優秀賞・特別賞・金賞の三冠に輝く。ルドルフ・ヌレエフの秘蔵っ子として頭角を現し、初演の主役級の役で出演。’84年同バレエ団エトワールの座に史上最年少の19歳で就く。以来、オペラ座公演の数々の古典レパートリー(「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」「ジゼル」など)をはじめ、ジョージ・バランシンの「水晶宮」「アゴン」、モーリス・ベジャールの「ボレロ」「ムーヴマン…」、ウィリアム・フォーサイスの「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」「リアレイ」の現代作品を踊り好評を博す。’88年方針の違いなどから英国ロイヤルバレエ団に移籍、「ラ・バヤデール」「白鳥の湖」「パゴダの王子」「ライモンダ」「マノン」「マルグリットとアルマン」など、ドラマティックな作品で新境地を示した。’88年〜2007年客員プリンシパル。バレリーナとして理想的な体型を持ち、動きの点でも優美、魅力、確実性といった三拍子そろった完璧さは従来のバレリーナの枠をはるかに越え、“世紀のバレリーナ”と呼ばれる。「ジゼル」(’98年)など振り付けも行う。また、国際的なゲスト・アーティストとして多忙な出演スケジュールをこなす。2009年にはインド古典舞踊を礎にする振付師アクラム・カーンと共演、「聖なる怪物たち」を日本初演。親日家としても知られ、1981年の初来日以来、度々来日。2011年10〜11月「HOPE JAPAN TOUR」公演を行う。2015年末に引退の予定。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報