出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…アメリカ時代には,自作の改訂・編曲の仕事に従事しつつ,オペラ《放蕩者のなりゆき》などの作品を作曲した。51年にシェーンベルクが死去すると,シェーンベルクの創案した十二音技法(十二音音楽)に興味をもち,とくにウェーベルンの作品を研究し,精緻をきわめた十二音技法によって《アゴン》や《ムーブメンツ》などのバレエ曲,器楽曲を作曲した。最晩年のストラビンスキーの音楽様式は,キリスト教的な題材を十二音技法によって処理するもので,合唱曲《カンティクム・サクルム》《説教,説話,祈り》《レクイエム・カンティクルズ》や語り手と室内オーケストラのための《アブラハムとイサク》などの宗教音楽の傑作が次々に発表された。…
※「アゴン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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