現代外国人名録2016 「ジムダイン」の解説
ジム ダイン
Jim Dine
- 職業・肩書
- 画家,版画家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1935年6月16日
- 出生地
- オハイオ州シンシナティ
- 本名
- Dine,James
- 学歴
- シンシナティ大学卒,ボストン美術館付属美術学校卒
- 受賞
- ロダン大賞展特別優秀賞(第4回)〔1992年〕「展望台」
- 経歴
- 家が塗料を扱う店を経営していたため、幼少の頃から筆をとり、後の作品に大きく影響する。1958年ニューヨークに移り、’59年から全盛だった“ハプニング”を皮切りに作家活動に入る。抽象表現主義とポップ・アートの中間に位置する作家。のこぎり、かなづち、芝刈機などの道具、あるいは衣服、バス・ルームの日用品などの日常の物体と、これを使用した行為を表わす抽象表現主義風の筆触とを結びつける抒情的な作風を特色とし、’60年代初めにはポップアーティストとして知られたが、その名声を拒絶、一転して写実的なドローイングを精力的に制作し始める。作品に「グリーン・スーツ」(’59年)、「私のタキシードは逆光でひどく不格好な形になった」(’65年)、「ブーツ・ベンチ」「『ランチョ・パステル』という名のハート」、「屋外にいる7月のナンシー」(’78〜81年)など。’90年日本で初の回顧展開催で来日。2011年「ジム・ダイン 主題と変奏」展が名古屋ボストン美術館で開催。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報