現代外国人名録2016 「ジャックデ・ジョネット」の解説
ジャック デ・ジョネット
Jack De Johnette
- 職業・肩書
- ジャズ・ドラマー
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1942年8月9日
- 出生地
- イリノイ州シカゴ
- 学歴
- シカゴ・アメリカ音楽院,ウィルソン・ジュニアカレッジ
- 経歴
- ピアニストを志し、クラシックピアノをビオラ・バーンズに学ぶ。ハイスクールバンドではドラムスを担当。シカゴでR&Bからフリージャズに至る幅広いジャンルに手を染めた後、1966年ニューヨークに移り、ジョン・パットン、ジャッキー・マクリーン、ベティ・カーター、アビー・リンカーンらのドラマー兼ピアニストを務める。また’66〜69年チャールス・ロイド・カルテットのレギュラードラマーを務め、その実力を知られるようになる。’69年からマイルス・デービスのグループのドラマーとして活躍。’71年独立し、コンポストを結成、ピアノとメロディカを演奏するクロスオーバーの演奏家となり、作・編曲も手掛ける。’72年コンポストを解散、スタン・ゲッツのグループや各種セッションに参加。’75年ダイレクションズを結成、’78年ニュー・ダイレクションズに改め(のちスペシャル・エディション)、ハードスイングを代表するコンボとして活躍。’80年代よりゲイリー・ピーコックとともに、キース・ジャレットのトリオに参加。2007年ハービー・ハンコック、ロン・カーター、ウェイン・ショーターといった往年のマイルス・クインテットを支えたメンバーで来日公演を行う。代表作に「ダイレクション」「スペシャル・エディション」「アルバム・アルバム」「イレジタブル・フォーセス」など。1985年の「ピアノ・アルバム」は全編ピアノとキーボードの異色作。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報