現代外国人名録2016 「キースジャレット」の解説
キース ジャレット
Keith Jarrett
- 職業・肩書
- ジャズ・ピアニスト,作曲家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1945年5月8日
- 出生地
- ペンシルベニア州アレンタウン
- 学歴
- バークリー音楽院中退
- 受賞
- ジャズ・ディスク大賞銀賞(第27回)〔1994年〕「バイ・バイ・ブラックバード」,ジャズ・ディスク大賞(第29回・33回)〔1996年・2000年〕「アット・ザ・ブルーノート」「メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー」,ジャズ・ディスク大賞金賞(第34回)〔2001年〕「ウィスパー・ノット」
- 経歴
- 3歳からクラシックピアノを学び、7歳の時初めてピアノリサイタル。ハイスクール卒業後、1年間バークリー音楽院に在学しジャズ・ピアノ、作編曲を学ぶ。1965年ニューヨークに出て、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに参加。’67年ピアノトリオの結成を経て、’70年マイルス・デービス・グループに加わり、チック・コリアとのツイン・キーボード体制でオルガンを担当、世界中のジャズファンの注目を浴びた。のちコリアの脱退に伴い、専任キーボーディストとなる。’71年初のソロピアノ・アルバム「フェイシング・ユー」を録音。またドイツの新興ジャズ・レーベルECMから多くの即興によるピアノソロ作品を発表、’73年スイスと西ドイツで行った即興ピアノソロ・コンサートが大反響を呼び、その3枚組アルバム「ソロ・コンサート」が世界中のマスコミから’74年度のベストアルバムに選ばれるなど一大センセーションを巻き起こした。’75年には2枚組の即興ソロピアノ・アルバム「ケルン・コンサート」を発表、大ヒットとなった。’83年ゲイリー・ピーコック(ベース)、ジャック・デ・ジョネット(ドラムス)とのトリオで「スタンダーズVol.1」「スタンダーズVol.2」「チェンジス」の3枚のアルバムを発表。以後、スタンダーズ・トリオとして活動。また、バッハ、バルトーク、ショスターコヴィッチらクラシックの作品の演奏にも意欲的に取り組んだ。1990年代後半から慢性疲労症候群のため活動を休止していたが、2000年頃に復帰。1974年以来多数来日。ピアノ、オルガンのみならず、ハープシコートやフルート、パーカッションなど多才な楽器を使いこなすマルチプレイヤーとしても知られる。アルバムは他に「生と死の幻想」「ステアケイス」「メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー」など、スタンダーズ・トリオのアルバムに「星影のステラ」「インサイド・アウト」など、著書に「キース・ジャレット 音楽のすべてを語る」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報