ジャムセッション

精選版 日本国語大辞典 「ジャムセッション」の意味・読み・例文・類語

ジャム‐セッション

  1. 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] jam session ) ジャズ演奏家達がクラブなどの閉店後、仕事を離れて行なう即興演奏。また、その集まり。転じて、臨時編成のメンバーがあまり打ち合わせをしないでその場で行なう即興的演奏をもいう。
    1. [初出の実例]「どこかのラジオが、ファンキーなジャム・セッションを聞かせていた」(出典:ウインチェスターM70(1961)〈大藪春彦〉異邦人)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャムセッション」の意味・わかりやすい解説

ジャム・セッション
jam session

ジャズ用語。演奏家が集って,即興的に合奏競演を繰広げていくこと。 1930年代後半以降,このような自由な演奏形態による公演やレコード録音が広く行われるようになった。JATPはその代表的な存在

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百科事典マイペディア 「ジャムセッション」の意味・わかりやすい解説

ジャム・セッション

セッションとも。ジャズ音楽家が自分たちの楽しみのために即興演奏を行うこと。スタジオや終業後のクラブに関係者だけが集まって催されるのが普通。

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世界大百科事典(旧版)内のジャムセッションの言及

【ジャズ】より

…また各種の統制と相次ぐ召集令によって,多人数のメンバーを必要とするビッグ・バンドの維持は困難となり,バンドはコンボcombo(3~8人程度の編成)化した。中西部その他,全米各地から集まったプレーヤーによって,ニューヨークの黒人街ハーレムのクラブでは毎夜ジャム・セッションjam session(任意にグループを組み,即興で演奏しあって腕を比べあう集い)が行われた。そこから互いの創意による新しい演奏スタイル,ビバップbe‐bop(略してバップbopともいう)が生まれた。…

※「ジャムセッション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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