ステフェンズ(その他表記)Steffens, (Joseph)Lincoln

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステフェンズ」の意味・わかりやすい解説

ステフェンズ
Steffens, (Joseph)Lincoln

[生]1866.4.6. サンフランシスコ
[没]1936.8.9. カリフォルニア,カーメル
アメリカのジャーナリスト。カリフォルニア大学卒業後,ヨーロッパで哲学を修め,帰国後はさまざまな雑誌に関係,特に 1901年『マクリュアーズ・マガジン』 McClure's Magazineの編集主幹になってからは,醜聞暴露のいわゆる「マックレーカーズ」の第一人者として活躍した。雑誌掲載の論文はのちに『都市の恥辱』 The Shame of the Cities (1904) にまとめられた。ほかに『自治への闘争』 The Struggle for Self-Government (1906) ,『自伝』 Autobiography (1931) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ステフェンズ」の意味・わかりやすい解説

ステフェンズ
すてふぇんず
Lincoln Steffens
(1866―1936)

アメリカのジャーナリスト。サンフランシスコ出身。ニューヨークで『マクルーアズ』誌などの編集に携わり、20世紀初頭から「マックレーキング(不正暴露)運動」の先頭にたち、当時の政界、実業界の癒着腐敗を摘発する記事、論文を意欲的に発表。それらは主著『都市の恥辱(ちじょく)』(1904)、『自治のための戦い』(1906)に収録される。また『自伝』(1931)は彼の社会思想や当時の革新運動の動向を知るうえで興味深い

[渡辺利雄]

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