家庭医学館 の解説
すぽーつちゅうのとつぜんしとしんぞうびょう【スポーツ中の突然死と心臓病】
突然死のおこるスポーツとして、ランニング、バスケットボール、ゴルフ、野球、水泳、サッカーなどがあげられています。ゴルフは運動量としては軽いのですが、中高年者が参加するため、事故が多いと思われます。つまりスポーツの激しさよりも参加者の健康状態のほうが問題です。
スポーツ中の突然死を防ぐためには、事前に健康診断を受けること、また運動開始前には準備運動(ウォーミングアップ)、運動終了時には整理運動(クーリングダウン)を必ず行なうことが重要です。とくに中高年者では、これらの注意が必要です。また、汗をかいたら水分を補給することもたいせつです。なお、朝の運動は心臓にとって危険という意見もあります。その場合は、起床後1時間ほど時間をおいたうえで、十分に準備運動をするとよいでしょう。