スマトラスラタン州(読み)スマトラスラタン(その他表記)Sumatera Selatan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スマトラスラタン州」の意味・わかりやすい解説

スマトラスラタン〔州〕
スマトラスラタン
Sumatera Selatan

インドネシアスマトラ島南部の南シナ海側を占める州。北はジャンビ州,東はバンカ海峡を挟んでバンカブリトゥン州南東ジャワ海,南はランプン州,西はベンクルー州に接する。州都パレンバン。2000年バンカ島ブリトゥン島および周辺の小島が分離しバンカブリトゥン州となった。大部分がムシ川流域の沖積平野で低湿地が多く,沿岸部はマングローブ沼地が広がる。西の州境はバリサン山脈の南部にあたり,デンポ山(3159m)を含む平均標高 2400m程度の火山地帯となっている。住民は,ミナンカバウ族マレー人ジャワ族が多いが,山地部のルジャン族や,中国系,アラブ系なども居住する。政府の国内人口移住政策(トランスミグラシ)により,ジャワ島バリ島などからの入植者が増加した。イスラム教徒が多い。農業が主産業で,ゴム,チャ(茶),コーヒーなどの農園が開かれている。製造業は食品・飲料加工,たばこ,織物,石油製品などで,パレンバン近郊に石油精製所が立地する。面積 9万1592km2。人口 745万394(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む