セラダカピバラ国立公園(読み)セラダカピバラコクリツコウエン

デジタル大辞泉 「セラダカピバラ国立公園」の意味・読み・例文・類語

セラダカピバラ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【セラダカピバラ国立公園】

Parque Nacional Serra da Capivara》ブラジル北東部、ピアウイ州にある国立公園。3万点以上もの岩絵が残る岩山洞窟があり、1980年代以降の本格的な調査により、最も古いものは約6万年前のものであることがわかった。岩絵には狩猟様子や、現在は絶滅した動物カピバラ、シカなどが描かれている。岩絵のほか陶器などが見つかっている。1991年に世界遺産文化遺産)に登録された。カピバラ山地国立公園

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セラダカピバラ国立公園」の意味・わかりやすい解説

セラ・ダ・カピバラ国立公園
セラ・ダ・カピバラこくりつこうえん
Serra da Capivara National Park

ブラジル北東部,ピアウイ州カピバラ山地にある国立公園。面積 979km2。 1979年指定。南アメリカ最古,前1万 2000~4000年に描かれたとみられる洞窟壁画が 264ヵ所に残っている。壁画は赤を多用した幾何学的で図式的な絵柄で,人体動植物,狩猟や儀式の様子などが表現されている。壁画のほかにも先史時代遺跡が約 400残されている。 1991年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android