ソスノビエツ(読み)そすのびえつ(英語表記)Sosnowiec

デジタル大辞泉 「ソスノビエツ」の意味・読み・例文・類語

ソスノビエツ(Sosnowiec)

ポーランド南部の都市カトビツェの東に隣接する。19世紀初頭に炭田が開発され、シロンスク地方の工業都市一つとなった。鉄鋼業化学工業などが発達。17世紀建造のシエレツキ城、ラテン十字型平面構成をもつ折衷様式の聖母被昇天大聖堂、ネオバロック様式のディエテル宮殿などがある。ソスノウィエツ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソスノビエツ」の意味・わかりやすい解説

ソスノビエツ
そすのびえつ
Sosnowiec

ポーランド南部、シロンスク県の都市。人口24万1102(2000)。カトビーツェの東7キロメートルにあり、上シロンスク工業地帯の重要な一角を占める。市内に良質な炭田があり、コークス加工を基礎鉄鋼業、各種機械ボイラー鉱山機械などの重機械)、化学繊維工業が集中している。都市の起源は古く、中部ヨーロッパの交通の要衝として繁栄したが、19世紀後半に工業が発展した。

山本 茂]

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百科事典マイペディア 「ソスノビエツ」の意味・わかりやすい解説

ソスノビエツ

ポーランド南部の工業都市。上シロンスク工業地帯に属し,鉄鋼,機械,化学,食品などの工業が行われる。18世紀にプロイセン領となり,19世紀末以後急速に発展。21万6400人(2011)。

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世界大百科事典(旧版)内のソスノビエツの言及

【シロンスク】より

…上シロンスク工業地帯(GOP)とよばれる重化学工業都市群が形成され,ポーランド工業の核心部の役割を果たしている。両シロンスクの主要都市として先の3都市のほか,ソスノビエツ(25万),グリビツェ(21万),ザブジェ(20万),バウブジフ,ジェローナ・グーラ(11万)などがある。【山本 茂】
[歴史]
 シュレジエンの地名は,前300年ころから後350年ころまでオーデル川一帯に定住したバンダルWandal族の一部族の名称ジーリンゲンSilingenに由来する。…

※「ソスノビエツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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