日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソームナートプル」の意味・わかりやすい解説 ソームナートプルそーむなーとぷるSomnāthapur 南インドのマイソール東37キロメートルにある村。ホイサラ朝期(1022~1342)の典型的なホイサラ様式のヒンドゥー寺院ケーシャウァ寺院があるので有名。この様式の寺院は、星型の基壇の上に建ち、壁面の石には、あたかも金細工や象牙(ぞうげ)細工のようなみごとさで多数の彫刻が施されている。このケーシャウァ寺院は、ベルールのチェンナ・ケーシャウァ寺院、ハレービードのホイサレーシュウァラ寺院などとともに、今日に残る同様式寺院の代表的なものである。[上條安規子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例