精選版 日本国語大辞典 「タンニン酸アルブミン」の意味・読み・例文・類語 タンニンさん‐アルブミン【タンニン酸アルブミン】 〘 名詞 〙 ( アルブミンは[ドイツ語] Albumin ) アルブミンとタンニン酸の化合物。無臭の褐色粉末。タンニン酸の口腔および胃粘膜に対する副作用を除去した収斂剤で、腸カタルなどの下痢止めに用いられる。タンナルビン。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「タンニン酸アルブミン」の意味・わかりやすい解説 タンニン酸アルブミンたんにんさんあるぶみんalbumin tannate 収斂(しゅうれん)止痢剤で、タンニン酸とアルブミンの化合物。淡褐色の粉末で、無臭またはわずかに特異なにおいを有する。水に溶解せず、胃ではなんら作用を示さず、腸に入り膵液(すいえき)で徐々に分解してタンニン酸を遊離し、腸管全体にわたって緩和な収斂作用を及ぼし、止痢作用を現す安全な止痢剤である。1回1グラムを1日3~4回内服する。[幸保文治] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タンニン酸アルブミン」の意味・わかりやすい解説 タンニン酸アルブミンタンニンさんアルブミンalbumin tannate タンナルビン。腸カタルなどに用いる収斂薬。蛋白質1とタンニン酸2を水に溶かし,生じた沈殿物を乾燥したもの。無臭,褐色粉末。タンニン酸の口腔や胃粘膜に対する副作用を除いたもの。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by