膵液(読み)すいえき(英語表記)pancreatic juice

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

膵液
すいえき
pancreatic juice

膵臓から十二指腸外分泌される消化液で,重炭酸塩および多種の消化酵素を含んでいる。消化酵素にはトリプシンキモトリプシンカルボキシペプチダーゼなどの蛋白質分解酵素,リパーゼなどの脂肪分解酵素,アミラーゼなどの炭水化物分解酵素,ヌクレアーゼなどの核酸分解酵素がある。液の分泌は,口腔内の味覚刺激によるほか,上部小腸粘膜から分泌されるホルモン (セクレチン,パンクレオチミン) によって促進される。

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百科事典マイペディアの解説

膵液【すいえき】

膵臓で生産され,十二指腸に分泌される消化液。炭酸水素ナトリウムを含んでアルカリ性(pH8程度)を示し,胃液の酸性を中和する。消化酵素としてはトリプシン,キモトリプシン,アミラーゼ,リパーゼなどを含む。膵液の分泌は迷走神経,セクレチンなどによって制御される。
→関連項目消化小腸膵臓

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大辞林 第三版の解説

すいえき【膵液】

膵臓から分泌され十二指腸に排出される消化液。弱アルカリ性で、タンパク質・脂質・炭水化物などを加水分解する酵素を含む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

膵液
すいえき

膵臓の分泌細胞から分泌される消化液。[編集部]

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世界大百科事典内の膵液の言及

【十二指腸】より

…第1部は腹腔内にあるが,残りは後腹膜に癒着しており腸間膜はなく,可動性がない。第2部中部の内側には,総胆管が主膵管と合流しつつ開口し,膵液や胆汁の流入口となっている。この開口部は粘膜上に隆起しており,主乳頭(または大十二指腸乳頭,ファーター乳頭Vater’s papilla)とよばれる。…

【膵臓】より

…原基基部は膵管となるが,動物の種類によってはこれと独立に膵管をつくるものもある。外分泌性組織は膵液を産生する腺房細胞と,それにつづく介在部と導管とからなる。膵島は外分泌性組織の導管上皮からの突起として生じ,多くの動物では発生途上で導管からの連絡を失う。…

※「膵液」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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