20世紀西洋人名事典 「ダシールハメット」の解説
ダシール ハメット
Dashiell Hammett
1894 - 1961
米国の推理小説家。
メリーランド州生まれ。
13歳で学校を中退後、様々な職業を転々とし、ピンカートン探偵局の私立探偵を8年間務める。1920年代からパルプ・マガジンの「ブラック・マスク」誌に短編を発表し始め、長編の「血の収穫」(’29年)で売出し、「マルタの鷹」(’30年)で一躍有名になった。’30年代に共産党に入党し、戦後非米活動調査委員会での証言を拒否して投獄された。晩年はリリアン・ヘルマンを伴侶として過ごす。ハードボイルド派の元祖である。その他の作品に「ディン家の呪い」(’29年)、「ガラスの鍵」(’31年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報