ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェルムスフォード」の意味・わかりやすい解説 チェルムスフォードChelmsford イギリス,イングランド東部,エセックス県の県都。周辺を含めてチェルムスフォード地区を構成する。ロンドンの北東約 50km,チェルマー川とカン川の合流点に位置する。ウィリアム1世による土地調査書『ドゥームズデイ・ブック』(1086)に記された古い町で,13世紀初め,この地方の徴税,立法,裁判の中心地となった。農産物の集散地で,農産物市場,穀物取引所などがある。またベアリング類,電機,機械,光学器機などの工場があるほか菓子,麦芽なども産する。1920年マルコーニ無線電信会社によって,世界最初のラジオ放送が送信されたところとして知られる。地区面積 342km2。地区人口 15万7053(2001)。都市人口 9万9962(2001)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェルムスフォード」の意味・わかりやすい解説 チェルムスフォードちぇるむすふぉーどChelmsford イギリス、イングランド南東部、エセックス県の県都。ロンドンの北東約50キロメートルに位置し、チェルマー川に臨む。人口15万7053(2001)。ローマ時代にロンドン‐コールチェスター街道に臨む宿駅が置かれた。直接には中世の市場町に起源を有する。肥沃(ひよく)な農業地域を後背地として発展し、牛の取引市場として知られるようになった。1843年の鉄道開通後は工業化が進み、電気機械、ボールベアリング工業が立地する。[久保田武] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by