チボー・ド・シャンパーニュ(その他表記)Thibaut de Champagne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

チボー・ド・シャンパーニュ
Thibaut de Champagne

[生]1201.5.30? シャンパーニュトロア
[没]1253.7.7. スペイン,パンプローナ
フランス抒情詩人。シャンパーニュ伯爵,ナバール王チボー4世 (在位 1234~53) 。最も著名なトルベールの一人。クレチアン・ド・トロアの庇護者マリー・ド・シャンパーニュの孫。国王に反抗したり,第7回十字軍 (1239) を率いたり,軍人,政治家として波乱の生涯をおくる。約 60の抒情詩が現存,特にトルバドゥールの影響を受け,意中の奥方への忠実な愛を題材とした宮廷趣味の恋歌,恋愛問答歌で知られる。ほかに牧人劇,宗教詩もある。優雅さ,巧みな詩作,繊細な表現が特徴。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

チボー・ド・シャンパーニュ
ちぼーどしゃんぱーにゅ
Thibaud de Champagne
(1201―1253)

フランスの叙情詩人。父シャンパーニュ伯チボー3世を継いでチボー4世となり、また母方領地を相続してナバール(ナバラ)Navarre国王となる。1239~40年には十字軍を率いて聖地に赴く。作品は恋愛歌、問答歌、牧歌、諍歌(そうか)、十字軍の歌など総数79編が今日に伝わっているが、とくに南仏宮廷風な雅調を帯びた恋愛歌は13世紀最高の詩美を備えており、17世紀の洗練美の先駆をなす。

[目黒士門]

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367日誕生日大事典 の解説

チボー・ド・シャンパーニュ

生年月日:1201年5月30日
ナバール王チボー4世(在位1234〜53)
1253年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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