チャウチャウ(読み)ちゃうちゃう(その他表記)chow chow

翻訳|chow chow

デジタル大辞泉 「チャウチャウ」の意味・読み・例文・類語

チャウ‐チャウ(chow chow)

家畜の犬の一品種。中国原産の中形犬。顔にしわがあり、舌が青黒色、毛がふさふさしている。かつて食用、今は愛玩用。

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精選版 日本国語大辞典 「チャウチャウ」の意味・読み・例文・類語

チャウチャウ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] chow chow ) イヌの一品種。中国原産。かつては食用とされた。体高約五〇センチメートル、毛は厚く密生し、舌が青黒い。〔にんげん動物園(1981)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャウチャウ」の意味・わかりやすい解説

チャウチャウ
ちゃうちゃう
chow chow

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、中国原産の中形犬。体形正方形で筋肉の発達がよく、大きな頭部をしている。顔面にはしわがあり、「苦い顔」といわれる独特の風貌(ふうぼう)をもつ。本犬種の大きな特徴は、舌がピンク色でなく青黒色をしていることと、後肢の飛節は角度が浅く棒状肢勢をしていることである。この独特の後肢のせいか、歩幅は浅く弾むような歩様となる。被毛は豊富に密生して深くよく詰み、羊毛状の下毛がある。頸(くび)周り、尾、腿(たい)部の飾り毛はよく発達し、あたかもライオンのようである。毛色はレッド、ブラック、ブルー、クリームなどをしている。体高50センチメートル、体重23~30キログラム。かつて中国で食用とされたこともあるが、現在は家庭犬として人気犬種の上位にある。

増井光子


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャウチャウ」の意味・わかりやすい解説

チャウ・チャウ
chow chow

イヌの1品種。全身厚いむく毛におおわれた中国原産の中型家庭犬。中国では番犬や荷を引くための使役犬として用いられた。また,肉や毛皮が利用されてもいた。 19世紀頃にイギリスへもたらされ,エドワード7世にも献上されたとされる。静かで堂々としており,性質は独立心が強い。体高 46~51cm。最大の特徴は,舌の色が青黒色であることである。頭部の幅は広いが,眼,耳とも小さい。胴は短く,四肢が太い。毛色は黒,赤,青,金色などのどれか1色である。

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百科事典マイペディア 「チャウチャウ」の意味・わかりやすい解説

チャウ・チャウ

イヌの一品種。体高約50cm,体重約25〜27kg。中国原産の番犬。紀元前から中国にいた地犬で,サモエードとチベタン・マスチフの混血に由来との説がある。特徴は舌,口蓋,歯茎の色が黒に近いこと。被毛は非常に厚く密。性格は穏和で物静かだが,家族以外には警戒心が強い。古代モンゴルでは毛皮用家畜として繁殖され,肉は食用にされたという。

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犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「チャウチャウ」の解説

チャウ・チャウ【Chow Chow】

中国原産の中型犬。顔にしわがあり、毛が密でふさふさしている。舌が青黒いのが特徴。番犬や家庭犬である。かつては食用にされていた。JKCでは、第5グループ(原始的な犬・スピッツ)に分類する。

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