サウスカロライナ州(読み)サウスカロライナ(その他表記)South Carolina

翻訳|South Carolina

デジタル大辞泉 「サウスカロライナ州」の意味・読み・例文・類語

サウス‐カロライナ(South Carolina)

米国大西洋岸の州。州都コロンビア。独立13州の一。南北戦争口火が切られた地。綿花タバコ生産が大。→アメリカ合衆国補説

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共同通信ニュース用語解説 「サウスカロライナ州」の解説

サウスカロライナ州

米国の大西洋岸にあり、州都はコロンビア。ディープサウス(深南部)と呼ばれる保守的な南部諸州の一角で、英国から最初に独立した13州の一つ。面積は北海道よりやや狭く、米国勢調査局の2023年7月推計によると、人口は約537万人。白人が約69%、黒人が約26%を占める。共和党では1980年以降、2012年のギングリッチ元下院議長を除き、同州予備選の勝者が党の大統領候補に指名されている。(コロンビア共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サウスカロライナ州」の意味・わかりやすい解説

サウスカロライナ〔州〕
サウスカロライナ
South Carolina

アメリカ合衆国南東部,大西洋岸の州。州都コロンビア。北西の州境付近をブルーリッジ山脈の一部が占めるほかは,おおむね平坦で,標高 200~300mのピードモント高原と海岸平野が広がる。海岸部には湿地が多い。年平均気温 18℃,年降水量 1210mmで夏暑く多雨,冬は温暖で寡雨。 1521年にスペイン人により探検され,1670年からはイギリスの植民が始った。 1712年ノースカロライナと分離。独立十三州 (→十三植民地 ) の1つ。独立以前からチャールストン港町として繁栄。 1865年南北戦争の戦場となり,州都コロンビアも全焼。 68年の連邦復帰後も長く財政難と政争が続いた。アメリカ合衆国の代表的な綿花地帯であったが,第2次世界大戦後はタバコの栽培地に代った。またダイズトウモロコシなどの産地で,海岸平野ではスイカ,キャベツ,キュウリなどや卵が生産される。工業は合衆国全紡錘数の約3分の1を有する綿織物業が卓越し,生産高は全国第1位の座を占める。そのほか化学,食品加工,製紙工業も立地する。面積 8万585km2。人口 462万5364(2010)。

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