つく(読み)ツク

デジタル大辞泉 「つく」の意味・読み・例文・類語

つ・く

[接尾]《動詞五(四)段型活用。動詞「付く」から》擬声語・擬態語などに付いて、そのようなようすを示す状態である意を表す。「がた―・く」「ふら―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「つく」の意味・読み・例文・類語

つく

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 木菟 ) ( 後世は「づく」。→ずく ) 「みみずく(木菟)」の古名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  3. 鳥「みそさざい(鷦鷯)」の異名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  4. 鳥「ごいさぎ(五位鷺)」の異名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

つく

  1. 〘 名詞 〙 語義未詳。たるきをいうか。一説に、つかばしらをいう。また、一説に「つし」の誤りで、屋の梁(はり)より上をいうか。
    1. [初出の実例]「おほいつかさのいひかしく屋のむねに、つくのあなことにつはくらめは巣をくひ侍る」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

つ・く

  1. 〘 接尾語 〙 ( 四段型活用 ) 擬声語擬態語などについてこれを動詞化し、そういう動作をする状態、そのような状態になってくる意を表わす。「がたつく」「ぶらつく」「ふらつく」など。

つく

  1. 〘 名詞 〙 植物つくし土筆)」の女房詞。〔海人藻芥(1420)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む