20世紀西洋人名事典 の解説
テリンス・M. ラティガン
Trence Mervyn Rattigan
1911.6.10 - 1971.(1977.説もあり)
英国の劇作家。
ロンドン生まれ。
別名Trence Rattigan。
外交官の子として生まれ、オックスフォード大学に進学して外交官を志す。大学在学中に書いた喜劇「泣かずに覚えるフランス語」(1936年)で成功を収める。戦後の’46年に父と子の関係を描いた「ウィンズロー家の息子」で名声を確立。その後も「シルヴィアは誰?」(’50年)、「紺碧の海」(’52年)、「別々のテーブル」(’54年)などの代表作を次々と発表し、ムーアと並んで短編小説の達人と称される。また、「黄色いロールス・ロイス」「チップス先生さよなら」などの映画シナリオも手がける。’71年にはサーの称号を与えられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報