テーブル湾(読み)テーブルワン

デジタル大辞泉 「テーブル湾」の意味・読み・例文・類語

テーブル‐わん【テーブル湾】

Table Bay南アフリカ共和国南西部、大西洋岸の都市ケープタウン西方に開ける湾。主に冬季における南寄りの卓越風ケープ半島基部に位置するテーブルマウンテンによって遮られるため、17世紀以来、湾奥部のケープタウン天然良港として発展した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テーブル湾」の意味・わかりやすい解説

テーブル湾
テーブルわん
Table Bay

南アフリカ共和国南西部,西ケープ州南西部の湾。ケープ半島北側に位置し,ケープタウンの港を擁する。17世紀半ばにオランダ東インド会社北方のセントヘレナ湾に船舶補給用の農畜産物生産のために移民を送ったが,その増加に伴い,テーブル湾岸にも農作地がつくられ,南アフリカにおけるヨーロッパ人支配の端緒となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テーブル湾」の意味・わかりやすい解説

テーブル湾
てーぶるわん
Table Bay

南アフリカ共和国南部、ケープ・タウンの西方に開ける湾。幅約6キロメートル、奥行約3キロメートル。冬に多い南寄りの風がテーブル山によって遮られるため、17世紀以後、湾奥部に良港ケープ・タウンが発達した。

[田村俊和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android