20世紀西洋人名事典 「ディビッドジョーンズ」の解説
ディビッド ジョーンズ
David Jones
1895 - 1974
英国の詩人,画家。
ウェールズ生まれ。
詩人としては第一次世界大戦に従軍した経験をもとにした「括弧に入れて」(1937年)、アーサー王伝説を題材にした長編詩「破門宣告」(’52年)などの作品によって知られ、両作品ともT.S.エリオットの「荒地」、ジョイスの前衛的手法をとり入れている。また、画家としてはS.T.コールリッジの「老水夫の歌」に影響されて創作した銅版画が有名で、そのほかウィリアム・モリスの流れをくむ版画、水彩画なども手がけた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報