ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディロン」の意味・わかりやすい解説
ディロン
Dillon, Clarence Douglas
[没]2003.1.10. ニューヨーク
アメリカの実業家,外交官,政治家。 1931年ニューヨーク株式取引所メンバーとなり,1938~53年ディロン・リード社副社長,1946~53年,1971年同会長。その間,フランス駐在大使 (1953~57) ,国務次官 (1958~61) を経て,1961年 J.ケネディ政権のもとで財務長官に就任。 1965年辞任。 1972年ロックフェラー財団理事長。
ディロン
Dillon, John
[没]1927.8.4. ロンドン
アイルランドの政治家。 J.B.ディロンの息子。初めは土地同盟の指導者。 1880年以降アイルランド選出議員としてイギリス議会で活躍,言論過激のためしばしば投獄された。 90年からは反パーネル派の代表。 1918年の選挙ではシン・フェーン党の台頭によって失脚。
ディロン
Dillon, John Blake
[没]1866.9.15. ケリー
アイルランドの政治家。 T.デービスらとともに青年アイルランド党を結成,民族独立運動を指導した。 1848年武装蜂起に失敗し,アメリカに逃亡。 55年に帰国してからは議会活動に専念した。フェニアン主義に反対。
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