デオキシリボヌクレアーゼ(英語表記)deoxyribonuclease

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

デオキシリボヌクレアーゼ
deoxyribonuclease

DNaseと略す。 DNA加水分解する酵素。作用形式は DNA鎖のヌクレオチドを端から切り離していくエクソヌクレアーゼと,中間部分に作用するエンドヌクレアーゼに大別される。生物界に広く分布するが,精製材料としては胸腺微生物蛇毒などが用いられる。酵素作用の測定法としては,DNA鎖が短くなったことを粘度低下によって測定したり,ヌクレオチドが生じてきたことを呈色反応透析などにより測定したりする。

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