デジタル大辞泉 「デカブリスト広場」の意味・読み・例文・類語 デカブリスト‐ひろば【デカブリスト広場】 《Ploshchad' Dekabristov/Площадь Декабристов》ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグにある元老院広場の通称。1825年12月にデカブリストの乱を起こして処刑や流刑にされた青年貴族たちを記念し、ロシア革命後に命名。2008年に元の名称に戻されたが、現在もデカブリスト広場の名で呼ばれることが多い。中央にフランスの彫刻家エティエンヌ=モーリス=ファルコネによるピョートル1世像「青銅の騎士」がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「デカブリスト広場」の解説 デカブリストひろば【デカブリスト広場】 ロシア第2の都市サンクトペテルブルグにある広場。◇1825年12月、この広場でロマノフ王朝の圧政に苦しむ人民を助けるために若い青年貴族が蜂起した。この蜂起は、ロシア語で12月を「デカーブリ」ということから「デカブリストの乱」といわれた。1917年の革命後、ロマノフ王朝に最初に反旗を翻した記念すべき場所として、現在の名称で呼ばれるようになった。18世紀までは「元老院広場」と呼ばれ、エカテリーナ2世が1782年に建立したピョートル大帝の巨大な銅像がある。現在は、旧元老院や旧海軍省、聖イサク寺院、ネヴァ川に囲まれ、クラシカルで緑豊かな広場として地元の人の憩いの場となっている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報