デジタル著作権管理(読み)デジタルちょさくけんかんり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デジタル著作権管理」の意味・わかりやすい解説

デジタル著作権管理
デジタルちょさくけんかんり
Digital Rights Management; DRM

映像や音楽などのデジタルコンテンツを暗号化するなどし,その使用や複製を制限する著作権保護技術。アナログ放送と違い,地上波などのデジタル放送では録画した番組を複製したり長距離で送信したりしても原理的には画質が劣化しない。このため,著作権管理の規格として記録メディア用著作権保護機能 CPRM; Content Protection for Recordable Mediaが採用されている。日本では著作権の保護レベルにより,磁気ディスクから CPRM対応の DVDなどのメディアに 1回だけムーブ(移し替え)するコピーワンスと,コピーを 9回とムーブを 1回することができるダビング10(ダビングテン)が使い分けられている。CPRM対応機器でなければ再生はできず,複製したものからの再複製はできない。また外付け磁気ディスクに保存したデータは,録画時に使用したテレビジョンやレコーダ以外では再生できなかったが,大手家電メーカーが共同で開発したコンテンツ保護技術,シーキューボルト SeeQVaultにより,同一メーカーの対応機種同士間でデータを引き継げる外付け磁気ディスクも登場している。(→著作権

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「デジタル著作権管理」の意味・わかりやすい解説

デジタル著作権管理
でじたるちょさくけんかんり

DRM

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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