トゥアプセ(その他表記)Tuapse/Туапсе

デジタル大辞泉 「トゥアプセ」の意味・読み・例文・類語

トゥアプセ(Tuapse/Туапсе)

ロシア連邦南西部、クラスノダール地方都市黒海の北東岸に面し、港湾を有す。19世紀半ばにロシアの要塞が築かれたことに起源する。クリミア戦争後の2年間、オスマン帝国に占領された。旧ソ連時代、原油の積み出しおよび石油精製発展。冬暖かく、保養地としても知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥアプセ」の意味・わかりやすい解説

トゥアプセ
とぅあぷせ
Туапсе/Tuapse

ロシア連邦南西部、クラスノダール地方の都市。人口6万7500(2003推計)。黒海北東岸に面する港市で、ロストフ・ナ・ドヌーからソチトビリシなどへ通ずる鉄道に沿い、背後カフカス山脈西端にあたる山地である。冬暖かく、保養地としても知られる。石油精製、機械組立て、船舶修理、製靴、食品などの工場がある。港からは石油製品を積み出し、観光・保養客が出入りする。1853年城砦(じょうさい)として創設された。

渡辺一夫

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥアプセ」の意味・わかりやすい解説

トゥアプセ
Tuapse

ロシア南西部,北カフカス,クラスノダール地方の都市。クラスノダールの南約 100km,黒海に面する港湾都市。 1828年につくられた要塞の周辺に 38年建設された。 20世紀になって船舶修理の中心地として発展。またグロズヌイなど北カフカスの油田からパイプラインが引かれ,石油精製が盛ん。ほかに食品,機械 (製油設備) などの工業がある。海浜保養地ともなっている。黒海に沿う鉄道とハイウェーが通る。人口6万 3800 (1991推計) 。

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