普及版 字通 の解説
28画
[字訓] おろか・かたくな
[説文解字]
[字形] 形声
声符は貢(こう)。〔説文〕十下に「愚かなり」とあり、前条の「愚は(おろ)かなり」と互訓。〔子、議兵〕に「狂惑陋(たうろう)」、〔子、大略〕に「悍にして鬪ふことを好む」とあり、頑愚をいう。もと(こう)の形を含み、降下する神霊を拝する意の字であったらしく、神頼みする者の愚直・頑冥の情をいう字であろうと思われる。
[訓義]
1. おろか、つたない。
2. かたくな、いっこく。
3. 字はまたに作る。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ヲロカナリ・カタクナシ・ツタナシ・ナブル・イヤシム
[熟語]
意▶・窩▶・諫▶・気▶・急▶・狂▶・愚▶・言▶・士▶・人▶・直▶・訥▶・鈍▶・鄙▶・忿▶・僻▶・朴▶・冥▶・陋▶
[下接語]
悍
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報