トゥルナイゼン(英語表記)Thurneysen, Eduard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥルナイゼン」の意味・わかりやすい解説

トゥルナイゼン
Thurneysen, Eduard

[生]1888.7.10. ワレンシュタット
[没]1974
スイスの改革派神学者,牧師。 1927年から牧師をつとめ,30年からバーゼル大学実践神学教授。ブルームハルト (子) や H.クッターの影響を受け,K.バルト親交を得て,弁証法神学確立に寄与する。その後,弁証法神学者たちがバルトを離れてからも,常にバルトを助けた。牧会学や福音的説教の分野ですぐれた働きをした。弁証法神学者の機関誌『時の間』 Zwischen den Zeiten (1922~32) の編集にあたる。主著ドストエフスキー』 Dostojewski (21) ,バルトとの共同説教集『来れ,創造主よ,聖霊よ』 Komm,Schöpfer,Geist (24) ,『牧会学』 Die Lehre von der Seelsorge (46) 。

トゥルナイゼン
Thurneysen, Rudolf

[生]1857.3.14. バーゼル
[没]1940.8.9. ボン
スイス生れのドイツの言語学者。イェナ,フライブルク,ボン各大学の教授を歴任ケルト語派の比較言語学的研究の発達に大きな貢献をした。主著『古代アイルランド語便覧』 Handbuch des Altirischen (2巻,1909) ,『17世紀までのアイルランド英雄伝説ならびに王者伝説』 Die irische Helden- und Königsage bis zum 17. Jahrhundert (21) など。

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