ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥルナイゼン」の意味・わかりやすい解説
トゥルナイゼン
Thurneysen, Eduard
[没]1974
スイスの改革派神学者,牧師。 1927年から牧師をつとめ,30年からバーゼル大学実践神学教授。ブルームハルト (子) や H.クッターの影響を受け,K.バルトの親交を得て,弁証法神学の確立に寄与する。その後,弁証法神学者たちがバルトを離れてからも,常にバルトを助けた。牧会学や福音的説教の分野ですぐれた働きをした。弁証法神学者の機関誌『時の間』 Zwischen den Zeiten (1922~32) の編集にあたる。主著『ドストエフスキー』 Dostojewski (21) ,バルトとの共同説教集『来れ,創造主よ,聖霊よ』 Komm,Schöpfer,Geist (24) ,『牧会学』 Die Lehre von der Seelsorge (46) 。
トゥルナイゼン
Thurneysen, Rudolf
[没]1940.8.9. ボン
スイス生れのドイツの言語学者。イェナ,フライブルク,ボン各大学の教授を歴任。ケルト語派の比較言語学的研究の発達に大きな貢献をした。主著『古代アイルランド語便覧』 Handbuch des Altirischen (2巻,1909) ,『17世紀までのアイルランド英雄伝説ならびに王者伝説』 Die irische Helden- und Königsage bis zum 17. Jahrhundert (21) など。
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