トルバチク火山(読み)トルバチクかざん

最新 地学事典 「トルバチク火山」の解説

トルバチクかざん
トルバチク火山

Tolbachik volcano

カムチャツカ半島東部中ほどにある活火山アリューシャン弧との会合部近傍に位置し,クリチェフスコイ火山とともにクリチェフスカヤ火山群を構成する主要火山。同火山群の南部を占める。東半を失い急峻な山頂をもつ西側の旧成層火山体(Ostry Tolbachik)と,その東に隣接して成長し頂部に直径4kmのカルデラをもつ新成層火山体(Plosky Tolbachik)とが肩を並べる。両者のほぼ接点から北東と南南西の2方向の山麓リフトゾーンに相当する噴火割れ目帯が走り,多数のスコリア丘配列と広大な溶岩原を伴っている。新山体は標高3,085m,氷床に覆われたカルデラの西半に直径2kmの火口とさらにその内側に直径300mのピットクレーターがあり,最近の活動は1954年。最新の75~76年大噴火は南南西割れ目帯で発生,山頂から18km(標高880m),次に28km(標高385m)の2地点付近にそれぞれ高さ300m・165mを最高とするスコリア丘群をつくり,それぞれ0.2km3・0.7km3の溶岩を流出した。この噴火割れ目帯の支配域は面積875km2に及び,成層火山体に対してNew Tolbachikとも呼ばれる。岩石はややアルカリに富む玄武岩。径3cmに達する斜長石斑晶を含むことが少なくない。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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