どぶ

精選版 日本国語大辞典 「どぶ」の意味・読み・例文・類語

どぶ

  1. 〘 名詞 〙
  2. どぶろく(濁醪)」の略。
    1. [初出の実例]「ねぶかそろへてどぶそへて、跡で新酒をどぶどぶと」(出典:浮世草子・沖津白波(1702)四)
  3. 酒粕を摺(す)延べてとろとろにし、煮返してこしたもの。料理だしに用いる。
    1. [初出の実例]「どぶとは何時もさけのかすをしぼりたるがよし」(出典:料理物語(1643)八)

どぶ

  1. 〘 名詞 〙 鉱石を溶かして精錬するとき生ずるかす。からみ。〔日本山海名物図会(1754)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のどぶの言及

【ダントルカストー[諸島]】より

…南西太平洋,ニューギニア島南東端の北に位置する島群。パプア・ニューギニア国ミルン・ベイ管区に属し,グッドイナフ,ファーガソン,ノーマンビーの3島を中心に,ドブ島のほか多数の島からなる。面積約3300km2,人口4万0742(1980)。…

【ぬかみそ漬(糠味噌漬)】より

…漬物用のぬかみそは,この糂粏から派生したかとも思われる。なお,現在ぬかみそ漬をどぶ漬とも呼ぶが,もとはこの両者は別物であった。〈どぶ〉は酒かす,あるいはどぶろくをさしたことばで,どぶ漬も《料理網目調味抄》(1730)では,酒かすに白みそ,ないしは糂粏にどぶろくを混ぜたもので,ウリ,ナスその他を漬けるとしている。…

※「どぶ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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