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ドライエリア(その他表記)dry area

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドライエリア」の意味・わかりやすい解説

ドライエリア
dry area

地下室外壁の前面を開けて造った空堀。近世後期のイギリスの都市住宅,「テラスハウス」の主要な構成要素として完成した。歩道建物の間を幅約 2m,深さ 2mから 2.5mほど掘下げて床面を築き,外から降りる小階段を付設して,地階厨房に対する採光・通風を与えるとともに,ゴミ容器の置場などの機能を果す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のドライエリアの言及

【堀】より

…他方,城館や邸宅に多少とも中世城郭のイメージをつくり出すことが,なお領主や都市の尊厳を保つのに役立ったので,主として美的効果と心理的効果のために堀を設けることが18世紀までしばしば行われた。18世紀以降,都市建築の地下階の換気・採光のため,ドライ・エリアdry areaと呼ばれる空堀を設けることが一般化したが,電灯や換気設備の発展で今日では行われていない。【桐敷 真次郎】。…

※「ドライエリア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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