翻訳|Natchez
北アメリカ、ミシシッピ川の河口近くに住んでいた先住民集団(アメリカ・インディアン)。言語はホカン・スー大語族に属するナッチェス語族のナッチェス語。1698年には3500人を数えた人口は、その後急激に減少し、周囲の先住民集団チカソーChicasaw、クリークCreek、チェロキーCherokeeに吸収されてナッチェスは姿を消した。生業はトウモロコシを主作物とする農耕であり、これは村落の共同労働であったが、個別に野生の果実の採集や狩猟も行った。30~40軒の小屋が一つの村を構成し、儀礼用の建物がかならず付属していた。部族は、太陽の子孫だと考えられた貴族と、平民の二つの階層に分けられていた。村落の首長は貴族であって太陽とよばれ、部族全体の長は大きな太陽とよばれた。その地位は母系的に受け継がれ、大きな太陽の母親は白い女とよばれた。大きな太陽、白い女と並んで、呪術(じゅじゅつ)師が宗教上大きな役割を果たし、シカ祭とトウモロコシ祭が祭礼として重要であった。
[木村秀雄]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...