20世紀西洋人名事典 「ニコライザボロツキー」の解説
ニコライ ザボロツキー
Nikolai Alekseevich Zabolotskii
1903.3.7 - 1958.10.14
ソ連の詩人,翻訳家。
モスクワ生まれ。
1923年から本格的に文筆活動を始め、「農業の勝利」(’33年)などの一連の哲学的な叙情詩で注目を浴びる。’36年の大粛清の際に無実の罪で逮捕され、極東へ流刑となり、肉体労働や製図工として働く。’46年にモスクワに帰り、文壇に復帰、「詩集」(’48年)、「失敗者」(’53年)、「老女優」(’56年)などの詩集を発表。また、「イーゴリ軍記」の現代語訳者、シラー、イタリアの詩人たちの紹介者としても有名。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報