デジタル大辞泉 「ネゲントロピー」の意味・読み・例文・類語 ネゲントロピー(negentropy) 負のエントロピー(negative entropy )を表す造語。フランスの物理学者L=ブリュアンが考案。生命現象が、一見、エントロピー増大の法則(熱力学の第二法則)に逆らって、エントロピーが低い秩序だった状態を保つことを意味する。物理学者シュレーディンガーが自著「生命とは何か」において、生物が外界から負のエントロピーを取り入れるという観点を初めて導入した。[補説]外界の系を含めて考えると、生物が代謝を通じて熱や物質を放出するため、系全体でエントロピーは増加し、熱力学の法則と矛盾しない。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例