ネタニヤ(読み)ねたにや(英語表記)Netanya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネタニヤ」の意味・わかりやすい解説

ネタニヤ
Netanya

ナタニアともいう。イスラエル中西部,地中海沿岸の都市テルアビブヤフォ北方約 30kmに位置する。 1928年,アメリカ系ユダヤ商人で慈善家のネイサン・ストラウスの名をとって町の名称とし,29年にユダヤ移民が入植,住宅都市として成長。周辺ではオレンジ栽培が盛ん。工業では,ダイヤモンドのカット研磨で,全イスラエルの中心的な位置を占めている。 50年以降に発展した新工業地域には,紡績,ゴム・プラスチック製品,機械薬品原料などの工場がある。避暑地としても有名である。人口 12万 300 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネタニヤ」の意味・わかりやすい解説

ネタニヤ
ねたにや
Netanya

イスラエル中部、地中海沿岸の都市。ハイファとテル・アビブの中間に位置する。人口16万3700(2001)、21万5672(2018推計)。1929年にユダヤ人の入植地として建設され、果樹栽培の中心地として、また海岸地域の交通、通信の要地として発展した。海水浴場のある保養地でもある。産業はダイヤモンド研磨、食品加工、薬品、ビール製造、機械などの工業が盛んである。

[高橋和夫]

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